打てないキーボード


携帯電話の使い方で、どうしても慣れないことがあった。
テンキーで日本語を入力するということだ。


自慢めいて恐縮だが、私はタッチ・タイピングができる。
ブラインド・タッチ――和製英語かな?――というやつである。


とある上司に、かつて、「数字はテンキーで打て!」と言われ、
数字のタッチ・タイプができなくなってしまった。
テンキーに対するアレルギーは高まる一方であった。


「携帯でも、文字入力、すぐ慣れるで!」
と妹は言っていたのだが、
私は慣れなかった。
テンキーで文字を打つことができなかった。
そんなことは絶対に許せなかった。


友人に連絡をする場合も、
内容を留守電に吹き込み、
「留守電を聞いて!」
とメールを打っていた。
ややこしい携帯の使い方をしていたものだ。
あまりに不便なので、しばらくして、
携帯電話の利用をやめてしまった。


2005年12月14日、そんな状態を打破すべく登場したのが、
株式会社ウィルコムの発売したW-ZERO3シリーズだ。
Microsoft Windows Mobile 5.0 日本語版搭載の、
フルキーボードが付いているスマートフォンである。


「PCで作成したExcelやWordファイルなどの閲覧やデータ編集に対応。
CPUはインテルのPXA270/416MHzを採用した」という。(1)


W-ZERO3シリーズには、少しスマートな形状の
W-ZERO3[es]という後継機も発売されている。


現在、書店に行けば、W-ZERO3の解説本は、数多く、
発売されている。


やった!
やっと、出てくれた!
W-ZERO3が出てくれて、本当に「助かった!」と思っている。


製品の不具合も、聞こえて来ないし……。


そろそろ、買おうか、
と思っている。

 (1)http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0510/20/news031.html
   2007年2月27日。


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