遊びに行くね!〜今度は、お正月(7月26日)
神社の参道。
川沿いの桜並木が、参道である。
小学6年生の誠と、誠の叔父の慎司が並んで歩いている。
慎司
「神社へ行くの、久しぶりだな――あっ!」
誠
「どうしたの!」
「飛んでいた蝉が、今、突然、地面に落ちた!」
「ほんと?」
「ファーって感じで落ちたぞ!」
「へえ〜」
「あっけないものだなー」
「誠も、見たかったー」
「蝉が死ぬところを見られる確率って、
ひょっとしたら計算できるんじゃないかな?」
「計算できるかもしれない」
「おまえ、
数学科に行って計算してよ。
午後2時から午後3時までに出掛けてる人が、
蝉が死ぬのを見る確率」
「うん。計算する。
でも、卒業したら、ゲームの制作をする人になるよ!」
「なれ!、なれ!、ぜひ、なれ!」
投稿者 : 城田 博樹 | 投稿日時 : 2007.07.26. 22:52