危険なハスキー犬


私の飼っている犬が、犬に噛まれた。


青い目をしたシベリアンハスキーに噛まれたのだ。


ハスキー犬の飼い主は、いつも、シベリアンハスキーを、
二匹、散歩させていた。
こんなに人がたくさん通る場所を散歩させて、
「制御できるのだろうか? 危ないなァー」
と前々から思っていた。


幸い、私の犬の怪我も大したことはなく、
飼い主に怒ることもしなかった。


しかし、シベリアンハスキー…。
あの大きな体。太いしっぽ。


本当に<犬>だろうか?
正確に分類すると、<狼>になるのではないだろうか? と私は考えている。


妹は、「犬じゃないで!」と言う。


青い目でないシベリアンハスキーは、おとなしい性格のようだ。
吠え立てたりはしない。<犬>なのだろう。


以前、NHKのテレビ番組で、
獣医学博士が出ているのを見掛けたことがある。
たぶん第一人者であろう。


その博士に聞いてみたい。
青い目をしたシベリアンハスキーは、本当に<犬>であるのかどうか?<狼>ではないのだろうか?


どちらなのだろうか?


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